住まいは、上夜久野駅の北西3km程、直見(皆さん「のうみ」と仰います。)の門垣(「かずか」と読みます。)という集落にあります。
以前は、天田郡上夜久野村の中心だったそうです。県道号線に沿って食料品、衣服、薬、化粧品、電気等の店が並んでいます。医院もあり、上夜久野地域全般を医院の車が走りまわり診ておられます。
お借りした家は、電気屋さんとパンやお菓子等を作っているお宅の間を入って上がったところに、山を背負ってあります。屋根にうだち(木偏に「悦」という字の旧字の旁(つくり)。「うだつ」ともいう。)のある大きな家で、南側の東西の道は低くなっていて、入った当初鬱蒼としていた庭の中高木を低く伐り、谷の向かい側の山々まで見渡せます。
間取りは、玄関を入ると土間があり、突き当りが台所、左側に八畳間が四つと六畳間が二つ、右側は硝子戸をはさんで土間の続きと風呂、トイレ。洗濯機を置くところの床はセメントです。
大家さんのものも置いていますので、土間側の八畳ふた間と六畳ひと間を使わせていただいています。
まん中の八畳を居間にしていますが、天井が高く(鴨居から天井まで2メートルはあります。)、土間と合わせて涼しさは抜群です。初夏や秋口、外は陽が出てぽかぽかでも、家の中はひんやりとしています。晩秋から新緑の季節が過ぎるころまでは、炬燵のお世話になります。