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エール

 最終更新日 2010年 4月30日
作成日 2008年 4月 1日

 新規就農の実現には、様々なハードルがあります。自分自身にもありますし、受け入れ側、支援する行政等にもあると思います。

 ハードルのない生き方などはないのですから、そのハードルを見据えながら、どうやって越していこうと考えながらじっくりと進めていかれることを、陰ながら応援させていただきます。

 夢を持ってやっていかれることを期待します。人には様々な夢があります。一口に就農と言っても、その目的は千差万別でしょうし、目標と言ったら、趣味でいいというものから、自給できるように、大規模農園を経営しそれなりの収入を得る、というものまで切りがありません。ただ、いずれにしましても、夢があるといいなと思います。自分がそこで農業にかかわることによって、近隣が、地域が、地方が、そして日本が世界の仕組みがこうなったらいいなと夢を描いてみてはいかがでしょうか。描くのには、時間も費用もかかりません。

 今、日本の農業は瀬戸際に立たされていると思います。農業というもののイメージがわかないのが当たり前になっています。勿論わたしもその中の一人です。農業を志す方の多くは、危機感を抱いて何とかしたいという方から、環境という面からたとえば癒しを求めてという方まで、その期待するところは様々ですが、ひとつだけ同じ目的があるように思います。基本的に農業というものがいいものであるということで、農業に係る生活をしたいということです。これはとても大切なことで、鉱業、工業、サービス業という産業別の分類でも中身が違いますし、文化・芸術とも違います。ただ、すべての産業や文化と密接な関連があり、人が生活していくための基礎となるものの一つです。そのように大切なものである農業が、多くの人から忘れられていた中で、就農、それも新規に就農しようというのですから、素晴らしいことです。

 いつの日か、農業に対する多くの人の考えが変わってくるような気がしてなりません。その時、自分も農業をやるようになってよかったと思いたいものです。少しでもお役に立てたかなっていうことです。

 まあ、自己満足はほどほどにしても、新規就農はよく生きるために最高の選択だと思いませんか。お互い、楽しく、一所懸命にやりましょう。

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