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本ホームページ作成の意図

 最終更新日 2010年 4月30日
作成日 2008年 4月 1日

 本ホームページを作成した意図は色々ありますが、次のように整理できます。

夜久野での生活を整理しておきたい。

 会社員生活を31年続けた後、農業という全く新しい環境に飛び込んできました。ここでは、農業と家事、農業収支と家計を両立させ、金銭的にも持続可能な生活をしていきたいと考えました。

 つまり、夜久野にずっと住み続けようというわけです。

 では、何故このような生活をしようという気になったのか、このような生活に入るためにどのようなことをしてきたのか、これからどのようなことをしようと考えているのか、を都度整理し、自身で振り返りながらよりよい持続可能な生活をしていきたいと思ったのがホームページを作ろうと考えたきっかけです。

 会社員のときは、企業の一員として、あらゆる仕事がうまく分担されていました。ホームページも、現在では企業活動に必須であり身近なものでしたが、企画、設計、製作、維持管理というサイクルの中で、ごく一部のコンテンツを提供するのがせいぜいでした。

 農業、家族農業では、多くの方のご支援をいただくものの、最後は自分たちで一から十までやっていかなくては生活を継続していくことができないと考えています。

 そこで、一から十までやる生活、そのようになろうとしてどのようなことを考え、どのようなことをやっていくのか、やってきたのかを整理しておくことは、重要だと考えました。

 では、どのように整理しようか。ノートでの毎日の日記やパソコンでの作業計画および実績等の管理はそれなりにやってはいますが、新しい生活を支えるためのツールとして、今までも身近ではあったけれど実は何も分かっていないホームページを一から作り、それを活用していくことがとてもなじみやすいのではないかという結論に達しました。

 農業以外でも一から十まで自分でやってみることを実感しようということです。そしてそれが次のことに役立って行くということです。

夜久野を多くの方に紹介したい。

 夜久野は、丹波地方に位置し、農産物に恵まれた中山間地です。肥沃な土、豊かな降水量、そして年間および一日の寒暖の差が大きく、作物の生育には絶好のところです。その中で、夜久野の方々はおいしいものを食べ、ゆったりとしたぜいたくと言っていいような生活をされていると思われます。

 しかしながら、多くの中山間地と同様、過疎化が進んでいることも事実です。人口の減少に合わせてか、公共機関の効率化がなされ、便利とは言い難い生活環境ではあります。

 そのような状況の中で、夜久野のよさを発信することはとても大切なことだと考えました。こんないい環境で、美味しいものが育ち、素晴らしい方々が生活しておられる、ということを日本中、世界中に発信することは、これから夜久野にとっても意味のあることでしょう。

 そして、それは、夜久野以外にお住まいの方にとっても意味もあることです。

 本ホームページが夜久野を多くの方に紹介するものの一つになれればと思います。

友人、知人とのコミュニケーションの一助にしたい。

 今の自分があるのは、友人、知人のおかげであり、感謝してもしきれません。そして、新しく農業をやろうと考えだしてからお近づきになった方だけでなく、それ以前の方々とも親しくさせていただいています。これはとても有り難いことで、大切にしていかなければと思っています。

 夜久野で農に係る生活をするということに皆さん驚かれたようです。それに対し、何故こういうことになったのかをうまく説明できておりません。誠に申し訳なく思っています。たまにお会いした時も時間があっという間に過ぎ、なかなかうまく説明できません。

 そこで、ホームページを一つのツールとして、友人、知人とのコミュニケーションの一助になればと考えました。これは、夜久野の方に対しても同じことが言えると思います。

 また、夜久野のよさを友人、知人に知っていただくための媒体になることは、言うまでもありません。

新規就農の一事例を公にしたい。

 新規就農は、定年を迎えられたいわゆる団塊の世代から若い20代、10代の方まで、多くの方が希望されているようですが、実現するのはかなり難しいというのが現状だと思います。

 その理由の一つとして考えられるのが、新規就農希望者とそれを支援する側との様々なギャップではないかと考えています。

 私も、自身の気持ちは別として、まだまだこれから先どうなることはわかりません。多くの方々のご支援をいただきながらこんなことを言ってはと思いながらも、痛感したのは、このギャップです。

 支援する側の方は、ルールもあり、多くの新規就農希望者を相手にされていることが多く、その対応はかなり日常化されたものになっています。それに対し、新規就農希望者は、初めての体験であるということです。

 ご支援いただく方からの、どこに就農したいのですか、どんな作物をどれだけ考えていますか、それで生計は立っていきますか、住まいはどうされるのですか、といった矢継ぎ早の質問に何度もたじろぎました。具体的な計画が必須であることは確かです。

 ただ、多くの新規就農希望者は、そこまでのレベルになっていない、あるいは、ご自身のレベルを自覚しながら、課題をどうクリアしていったらいいかを知りたいと考えているのではないでしょうか。

 そうすると、両者の会話が成り立たないまま、支援される側はいまいち納得がいかないまま、支援する側はやったけれども残念な結果になった、と思われることになるのではと懸念しました。とてももったいないことです。

 そこで、自身の少ない経験を一事例として公にすることで、新規就農を希望される方の一助になれればと考えます。

家族への発信をしたい。

 最後に、今の生活に対し協力してもらっている家族に、少しでも現状を分かってもらうために色々と発信したいと思います。

 しばらくは、たまに多摩に帰り、かみさんは夜久野の繁忙期に手伝いに来てもらうことになりそうです。

 子どもたちには、好きな時に遊びにきて、夜久野を楽しんでもらえればと思います。

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