農園は、以下のコンセプトで運営しています。
最終更新日 2010年 4月30日
作成日 2008年 4月 1日
農園は、以下のコンセプトで運営しています。
夜久野は、丹波地方に位置し、農産物に恵まれた中山間地です。肥沃な土、豊かな降水量、そして年間および一日の寒暖の差が大きく、作物の生育には絶好のところです。
京都には、京野菜と呼ばれているものがあります。いわゆる京の伝統野菜41品目とブランド京野菜21品目をいい、合わせて43品目あります。
また、丹波地方には、黒大豆や小豆といった作物、栗や松茸という林産物も全国的に知られています。
さらに、天田牛という幻の畜産物もあります。
いずれも先人の努力の成果であり、今も、絶やさないよう、よりいいものにしていこうと奮闘されている方々の成果です。
夜久野の土にあった農産物を栽培していこうということです。具体的には、お茶と露地での根菜類を中心にと考えています。
次には、夜久野の農産物を何故栽培するの、ということになります。
近隣および都市在住の方々に堪能していただくためです。地産地消ということで近隣の方々にはもちろんのこと、都市在住の方々にも、農産物の本当の美味しさを味わっていただこうということです。
東京にも住まいがあり長く暮らしていましたので、その拠点も将来は生かしていきたいと考えています。
現在、食品偽装や安全をないがしろにした食品が話題になっています。農産物の安全は、最低限守らなければならないことであり、最重要の課題でもあります。
また、品質は、農産物栽培に当たっての目標の一つでもあります。美味しいものをということです。ただ、万人に美味しいものはないと思いますので、夜久野にあった、夜久野らしいものをということです。
一言で言いますと、見た目よりも中身ということでしょうか。
農に係る生活も持続できなければ限界が出てきます。生活を成り立たせるための販路は様々なものがあるのがいいと考えています。ここでしか手に入らないというやり方も一理あります。
具体的には、従来の市場を経由するルート、直売所での販売、特定および不特定のお客様への直販を考えています。
いずれも、お客様のメリットとデメリット、生産者(=販売者)のメリットとデメリットがありますが、それらをよく見極めてやっていくということです、。
安全でおいしいものは、特に都会においては、お金を出せば手に入るようです。ようですというのは、実際に自身で経験したことがありませんので、ということですが。
これでは、何にもなりません。リーズナブルな価格で提供させていただくということです。
では、リーズナブルな価格とは何か。お客さまにとって、同様のものを他で入手しようとする時に比べて安価であるということ、生産者の生活が成り立つ程度に利益(農業の場合は所得というのでしょうか。)が見込める価格ということです。
お茶と露地での根菜類を中心にしますので、季節の比較的珍しいものになります。(お茶は、店頭では通年販売されていますが、新茶の摘採は年に1回ですから。)ここが、ハウス栽培もおこなわれている葉物等との違いでしょうか。
ちょっとおいしいものを、たまには、少し値が張るけれどもここでなら割安だわ、と思っていただける価格でということです。
夜久野に数日間ご滞在いただき、ご自身で収穫し、調理等もご自身で、ということもできる、滞在型のサービスです。
農産物だけでなく、夜久野そのものをご満喫いただきたい、将来はそこまでいけたらと考えています。
食料問題や過疎の問題等に対する対応策が色々と叫ばれていますが、個別の対策では難しいのではないでしょうか。お互いにないものを補い合うような仕組みが必要だと考えます。
そのことをお互いが考えるためにも、将来の目標として掲げておくものです。